どうぶつドドド(2歳~)

絵本

作・絵:矢野アケミ 出版:すずき出版

ちいさい動物から、大きい動物へと順番に並べていきます。

並べ終わり、最初の動物をトンっと倒すと・・・。

爽快な動物ドミノ倒しの始まりです。

あらすじ

ちょこりとネズミが立っています。

ネズミの隣に、

ウサギ、アライグマ、コアラ、パンダ、オットセイ、カンガルー・・・。

どんどん、大きな動物を置いていき、最後にゾウをどっしん!と置いたら・・・。

一番初めのネズミに戻って、ちょんっとネズミを押して倒します。

すると・・・。

『どうぶつドドド』の素敵なところ

  • どんどん大きな動物を並べていく不思議なおもしろさ
  • 置く時の、動物に合った気持ちいい効果音
  • まさかの爽快な遊び方

どんどん大きな動物を並べていく不思議なおもしろさ

この絵本のおもしろいところは、動物を背の順に置いていくという不思議な遊び。

動物が歩いてくるでもなく、自分の手で順番に置いていくという不思議な状況。

でも、なんだかおもしろいし、置かれた動物も楽しそう。

なにより、少しずつ背が高くなっていき、階段状に並んでいくのが気持ちいい。

「次はなんの動物なんだろう?」と、ページをめくるのが楽しくてしょうがありません。

単純だけど、なんだか癖になるおもしろさが、この絵本の素敵なところです。

置く時の、動物に合った気持ちいい効果音

さらに、置くのを楽しくしてくれるのが、動物を置く時の効果音。

ウサギはぴょこん!

コアラはもそっ!

オットセイはぬるん!

ゴリラはどてん!

というように、それぞれのフォルムや質感にぴったりの効果音が用意されていて、本当に置いている感がまたおもしろいのです。

動物が大きくなるたび、その重量感も感じられ、なぜか不思議な達成感も味わえます。

この楽しく気持ちい、動物の置き感も見逃せない素敵なところです。

まさかの爽快な遊び方

さて、そんな風に気持ちよく置いていった動物たち。

ですが、置いて終わりじゃありませんでした。

その目的は、まさかのドミノ倒し。

ネズミから順に倒れていきます。

勢いも付き、ドドドっと倒れていきます。

その勢いを表すかのような、仕掛けもしっかりついています。

ゾウまで倒れ切った時、まさにドミノ倒しのような一瞬の爽快感や、妙な満足感を味わえます。

そして、もう一回並べ直したくなるでしょう。

ドミノならではの中毒性が、この絵本にもしっかりあるのもまたおもしろいところです。

二言まとめ

動物とドミノを組み合わせた結果、動物のかわいさと、ドミノのおもしろさが融合してしまった。

かわいさ、爽快感、音、表情・・・など、色んなものが妙に癖になってしまう不思議な中毒性のある絵本です。

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