ともだちやもんなぼくら(4歳~)

  • URLをコピーしました!
スポンサーリンク

作:くすのきしげのり 絵:福田岩緒 出版:えほんの杜

楽しいとき、いつも一緒にいる友だち。

では、楽しくないときはどうでしょう。

辛いときは?怖いときは?

本当の友だちってどんな友だちなのでしょう。

目次

あらすじ

夏休みのある日。

小学生の男の子、僕とマナブとヒデトシはラジオ体操の帰りにカブトムシのたくさんいる木を見つけた。

3人で木に登ってカブトムシをとっていると、「こらぁ!」とカミナリじいさんが怒鳴った。

カミナリじいさんはいつも怒っているおじいさんだった。

カブトムシのいる木はカミナリじいさんの家の木だったのだ。

最初にヒデトシが逃げ出した。

それに続き、僕とマナブも逃げ出した。

その時、ヒデトシがこけた。

僕とマナブはヒデトシを追い越して走った。

2人は空地まで逃げてきた。

でも、ヒデトシは来なかった。

2人はヒデトシが心配になった。

カミナリじいさんに捕まったのかもしれない。

2人は悩んで悩んで悩みぬいた。

そして、一緒に怒られるためカミナリじいさんのところへ戻ることにした。

カミナリじいさんの家ではヒデトシが捕まって泣いていた。

2人は意を決してカミナリじいさんに謝った。

とびきりでっかいカミナリが落ちるのを覚悟した。

3人の男の子たちの運命やいかに。

『ともだちやもんなぼくら』の素敵なところ

  • 逃げてしまった罪悪感がとてもリアルに描かれている
  • 謝りに行く怖さやドキドキもとてもリアル
  • 読み終わったときに、とても爽やかな気持ちになる

この絵本の見どころはなんといっても、子どもたちの心情の描き方にあります。

友だちを裏切ってしまったことや、大きなことを謝ろうと決めたことがある人なら、きっと感じたことのある言葉にできない感情。

どんよりとして、心が重たくなるような感覚。

そんな心情を僕とマナブの会話で見事に描き出しています。

ヒデトシの泣き顔が頭から離れず、どんなに言い訳を考えてもすっきりしません。

グルグルグルグルと頭の中を回ります。

相談して、言い訳して、悩みぬいてついに謝りに行くことに。

ですが、決心しても怖いものは怖い・・・。

その足取りは重く、できれば行きたくないという気持ちがひしひしと伝わってきます。

そんな重く、苦しい時間の果てについに意を決して飛び込んだ2人。

そこには裏切らずに謝った、清々しさや爽やかさが溢れています。

そんな、悪いことをしてしまった後の苦い気持ちと、それにしっかり向き合った後の爽やかな気持ちを味あわせてくれる絵本です。

スポンサーリンク
のすけ(旧:ホイクライマー)
保育士
保育士歴12年。
少し活動内容が変わってきたので、改名しました!
古い記事は旧名のホイクライマーと名乗っていますが、順次訂正&リライトしていく予定です。
保育園をやめ、小学生と関わる機会が増えたり、保育園の外で遊びを展開する活動をしていくことになりそうな今日このごろ。
そういう意味でも、これまでより幅広い内容をお伝えできればと思っています。
しばらく留守にしておりましたが、これからもお付き合いいただけたら幸いです♪
専門書や学術書を読むのも好き!
その中から、日々の保育や子育てに役立ちそうな知識も、深め・濃いめ・具体例多めで、紹介しています。
この小さなサイトから、日本の保育・教育・子育てを
「気軽に・楽しく・より深く」
日本全土を保育・教育沼に引きずり込んでいく予定です。
底なし沼の底にてお待ちしていますので、ぜひバシャバシャしていってください。

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次