作・絵:長野ヒデ子 出版:教育画劇
おいしいお弁当を作りましょう。
食材たちが転がってきて、くるりんと回ると・・・。
美味しくてかわいい料理に変身しちゃいます!
あらすじ
たまごさんが転がります。
ころころくるりん!っと変身すると・・・。
ゆで卵と、卵焼きになりました。
次に、ソーセージさんとブロッコリーさんがやってきました。
ころころくるりん!っと変身すると・・・。
ブロッコリーを持ったタコさんソーセージになりました。
ジャガイモさんも出てきます。
ころころくるりん!っと変身すると・・・。
フライドポテトとコロッケになりました。
次に出てきたのはリンゴちゃん。
ころころくるりん!っと変身すると・・・。
たくさんの料理ができてきましたが、一体どんなお弁当になるのでしょう?
『ころころくるりん』の素敵なところ
- お弁当の定番メニューへ変身するかわいい食べ物たち
- かわいい変身の合言葉
- 今日のご飯はお弁当にしたくなる
お弁当の定番メニューへ変身するかわいい食べ物たち
この絵本のまず楽しいところは、次々に変身していく食べ物たちの姿でしょう。
とてもかわいい食材たちが、かわいく定番メニューへ変身していきます。
そのメニューは、
タコさんウィンナー、卵焼き、フライドポテト、ウサギさんリンゴ・・・。
と、どれもお弁当ならではのワクワクするものばかり。
見ているだけで、お弁当に入っていた時のことを思い出し、楽しい気持ちになってきます。
このお馴染みかつ、大人気メニューへと、かわいく変身していくところが、この絵本のとても素敵でおいしそうなところです。
かわいい変身の合言葉
また、変身の時の合言葉がかわいく楽しいのも素敵なところ。
「へんしーん ころころ くるりん!」という、かわいい合言葉で変身していく食べ物たち。
これだけでもかわいくて、一緒に言いたくなるのですが、それだけではありません。
卵なら「ころころ ころころ へんしーん・・・」
ソーセージなら「ドレミファ ソソソソ ソーセージ~ へんしーん・・・」
というように、それぞれバリエーションがあるのです。
さらには、もう焼いているところから始まるハンバーグは変身しなかったりなどのバリエーションも・・・。
その食材ごとの違いがあるのも、繰り返しの安心感を味わいつつ、飽きずに見られるポイントなのでしょう。
でも、食材ごとの違いはありつつも、やっぱり合言葉は「ころころくるりん!」。
このかわいくて、一緒に言いたくなる合言葉も、この絵本のとても楽しいところです。
今日のご飯はお弁当にしたくなる
さて、こうして完成する美味しそうなお弁当。
魅力的なその中身を見ていると、自然とお弁当が食べたくなってしまいます。
これもまた、この絵本のとても素敵なところです。
美味しい絵本として見た後に、普通のお昼ごはんを食べるのももちろんいいと思います。
ですが、この絵本を見て、お弁当を作り公園に出かけたら・・・。
こんなに楽しいことはないでしょう。
きっと、子どもの中ではこの絵本の続きに、自分が登場している感覚になれると思います。
そして、公園で食べるお弁当は、心にも大きな栄養を与えてくれるのではないでしょうか。
こんな風に、絵本の続きとして、素敵な食育に繋げてくれるところも、この絵本のとても素敵なところです。
出てくるメニューも、割と手軽に作れるところもありがたいですしね♪
二言まとめ
食材たちがかわいい合言葉とともに、かわいく料理に変身するのが楽しく、かわいく、おいしそう。
見れば、お弁当を持ってお出かけしたくなる、お腹が空いてしまう食べ物絵本です。
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