おばけのぺろぺろ(3歳~)

絵本

作:乾栄里子 絵:西村敏雄 出版:フレーベル館

人を驚かすのが大好きないたずらオバケ。

でも、いたずらよりももっと楽しいことを見つけました。

それに気づかせてくれたのは子どもたち。

読むとオバケと遊びたくなる絵本です。

あらすじ

オバケのぺろぺろは、歌ったものが出てくるオバケです。

夜の街に出たぺろぺろがコウモリの歌を歌うと・・・。

コウモリが現れて、町の人はびっくり。

ぺろぺろはいたずらが大好きなのです。

今日は公園にやってきて、クモの巣の歌を歌いました。

大きなクモの巣に悲鳴を上げる大人たち。

しかし、子どもたちは怖がりません。

クモの巣をトランポリンにして遊び始めました。

ぺろぺろは負けじと、がいこつを出しました。

しかし、子どもたちはがいこつダンスをし始めます。

全然驚かない子どもたち。

ぺろぺろは一体どうするのでしょうか。

『おばけのぺろぺろ』の素敵なところ

  • 楽しく不思議なぺろぺろの歌
  • 子どもたちの純粋な感性
  • オバケだって楽しいことが好き

ぺろぺろは色々な歌を歌います。

その歌詞は、その場でぺろぺろが思いついたもの。

まるで、子どもが思い付きで歌っているような歌詞なのです。

しかし、ぺろぺろの歌は歌ったものが出てきます。

子どもたちはその親近感と、不思議な力にすぐに夢中に。

そんな素敵な力ですが、ぺろぺろは怖がらせることに使っています。

でも、子どもとの出会いをきっかけに、もっと楽しいことに気付きます。

それに気づかせてくれたのは、なんでも楽しむ子どもの純粋な感性です。

楽しそうなところを見ていると、楽しいことをしたくなるのは人間もオバケも変わりません。

ぺろぺろならではの、楽しいことが始まります。

楽しむことが最強の力だなと改めて感じる絵本です。

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