作:三浦太郎 出版:童心社
まだしゃべれない赤ちゃんが口にする言葉。
「あ・あ」や「お・お」など。
それが段々、「ま・ま」「ぱ・ぱ」「くっく」など意味を持ってくる不思議。
まだ話せない赤ちゃんとの、おしゃべりを楽しめる絵本です。
あらすじ
絵と対応して、赤ちゃんの言葉が出てきます。
桃は「も・も」
魚は「と・と」
靴は「く・く」
コップは「ぶ・ぶ」
耳は「み・み」
手は「て・て」
ニワトリは「こ・こ」
ひよこは「ぴ・ぴ」
お父さんは「ぱ・ぱ」
お母さんは「ま・ま」
笑うと「ふ・ふ」
『あ・あ』の素敵なところ
- 赤ちゃんの見やすい、大きくて色鮮やかな絵
- 絵に対応したたくさんの赤ちゃん言葉
- 赤ちゃんと一緒におしゃべりしながら読む楽しさ。
この絵本はどこまでも赤ちゃんが見やすいように描かれています。
わかりやすいよう単純化しながらも、特徴的な部分はしっかり残してある絵。
その色使いははっきりとしていて、赤ちゃんが認識しやすく描かれています。
また、大きいので見やすいのです。
そのわかりやすい絵に、対応した赤ちゃん言葉が出てきます。
たくさん出てくるので、その子がよく言う言葉も出て来るかもしれません。
そんな絵と言葉を、赤ちゃんをひざに乗せ一緒に見るのはとても幸せな時間でしょう。
読むと、きっと指差しや眼差し、言葉で反応が返ってくると思います。
それにまた言葉を返していくと、自然とおしゃべりが始まります。
繰り返し読んでいる内、真似っこ出来るようになったり、絵本の中の絵や言葉と実物を関連付けることも出てくるでしょう。
そんな時、赤ちゃんのすごい成長を感じると思います。
赤ちゃんと自然とおしゃべりが始まり、その中で色々なところに成長を感じる。
とてもわかりやすく作られた赤ちゃん絵本です。
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