今回は運動遊びの代名詞ともいえる、鬼ごっこを紹介していきたいと思います。
全力で走る楽しさを味わえる鬼ごっこ。
ただ、追いかけ合ってるだけでも楽しいですよね。
でも、発達に合わせ、ルールを追加・変更していけば、さらに楽しく、奥深く、走ることを楽しめます。
そんな魅力的で、種類も豊富な鬼ごっこを、ぜひ遊んでみてください。
基本ルール
まずは、基本ルールの確認です。
- 追いかける人(鬼)と、逃げる人(子)を決める。
- 鬼が子を追いかける。
- 鬼に子がタッチされたら、鬼を交代する。
これが、最も基本的な鬼ごっこです。
これを元に、年齢別におすすめの鬼ごっこを紹介していきたいと思います。
0~2歳
この時期は、単純に大人と子どもで、1対1の追いかけっこが楽しい時期です。
ルールなどはなく、子どもを「待て待てー!」と追いかけて、捕まえてあげましょう。
追いかけてもらうことや、捕まえた時のスキンシップを通して、動くことや好きな人と遊ぶ楽しさを感じることが大切です。
そのうちに、子どもの方から追いかけてくると思うので、そうしたら逃げてあげましょう。
こうして、鬼ごっこの基本である、交代する感覚が身についてきます。
尻尾などの目標物を用意して、追いかけたい気持ちを引き出すのもおススメです。
きっと、「きゃっきゃっ」言いながら、嬉しそうに追いかけてくることでしょう。
3歳
この頃から、簡単なルールのある遊びも楽しめるようになってきます。
また、大人を中心にはしますが、他の子どもと一緒のルールで集団遊びが楽しめるようにもなってきます。
この時期は「みんなで遊ぶと楽しい」と感じることが大切です。
楽しいと感じる中で、勝つ嬉しさ、負ける悔しさ、ルールを守る必要性など、様々な気持ちや考え方、気持ちの切り替え方を学んでいきます。
この時期のおすすめの遊びはこちらです。
・本気鬼ごっこ(まずはこれで集団遊びの楽しさを感じよう)
・バナナ鬼ごっこ(他の子にも目を向けてみよう)
・しっぽ取り(追いかけることに慣れよう)
4歳~
この頃から、チームを作ったり、作戦を立てたりするなどの、より戦略性を持った遊びが楽しめるようになってきます。
仲間と協力する楽しさや、力を合わせみんなで勝ち、喜びを分かち合う感覚など、他人と協力・協調する楽しさや面白さを感じられることが大切です。
その中で、工夫することで勝ちやすくなること、失敗を次に活かすトライ&エラーの考え方、話し合いの基本スキルなどを学んでいきます。
最初はチーム決めなど、大人側で行いバランスを取るとよいでしょう。
子どもがゲームに慣れてきたり、話し合いが出来るようになってきたら、その発達に合わせてチーム決めや制限時間決めなど、子どもに任せていきましょう。
最終的には、子どもだけでゲームが出来るようにしたいところです。
それにより、新たなルールを作り出したり、ゲームバランスを取ろうとするなど、子ども自身でゲームを発展させていく力が身についていきます。
この時期におススメなのは、
・どろけい(子ども同士でバナナ鬼が出来るようになってからがおススメ)
・手つなぎ鬼(子どもの運動能力をしっかり見極めて)
まとめ
いかがだったでしょうか?
色鬼など、他にも様々な種類がある鬼ごっこ。
今回は「思い切り走る」鬼ごっこを中心に紹介しました。
ここまで紹介した年齢はあくまでも目安です。
クラス全体や、子どもたちそれぞれの発達には、個人差があります。
それぞれの発達に合ったものを選び、ルールも微調整していってください。
一番大切なのは、「走るのって楽しい!」「みんなで遊ぶのって楽しい!」と思えることです!
ぜひ、みんなでワイワイ走り回って、気持ちのいい楽しさと疲れを味わってください!
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