しっぽ取り

遊び

服につけたしっぽを取り合う遊び「しっぽ取り」。

しっぽを追いかけるのがただ楽しく、取った時の達成感がたまらないこの遊び。

実は小さい子も出来て、なおかつ鬼ごっこの基本を覚えるのに最適なのです。

ルールの微調整も色々出来て、間口が広いのに実は奥深いしっぽ取り。

今回はこの遊びを詳しく紹介していきます。

用意するもの

  1. 広い場所
  2. しっぽ
    ・細長いものならなんでも。年齢が低いほど布などの丈夫なものがおススメです。
    ・ぼくはスズランテープをよく使います。
    ・長さなどは年齢や身長に応じて調整してください。
    ・物凄く長くしたりしても面白いです。

基本ルール

まずは基本ルールを確認しておきます。

  1. 追いかける人(鬼)と逃げる人(子)を決める。
  2. 子はしっぽをつける。
  3. しっぽを取られた子は待機スペースへ。
  4. 制限時間まで逃げ切れた人の勝ち。

ルールがあり過ぎて、どれが基本かわからないところはありますが、これが一番簡単なルールだと思うので、ここでは基本ルールとさせてください。

初級(2歳くらい~)

形式:大人チーム対子どもチーム

勝敗:制限時間内にしっぽを全部取ったら鬼の勝ち。一人でも生き残っていたら子の勝ち。

制限時間:子どもの人数と、力量の差に合わせて(1~2分くらいが丁度いい)

ルール:基本ルールと一緒

進行

基本ルールに合わせて行います。

鬼と子を、大人チームと子どもチーム順番にやると、逃げるのも追うのも経験出来ていい。

しっぽの数は大人が子の時は、本数をたくさんつけて、子どもがたくさん取れるようにしましょう。

子どもの人数分+αくらいが丁度よいと思います。

走る速さを調整し、程よく走れ、程よく取ったり、取られたりするように。

基本的には、ギリギリ子どもチームが勝てるようにします。

こうすると、しっぽを取られてしまった子も、嬉しい気持ちで終われます。

また、チームという感覚や、ゲームは最後までわからないという気持ちの、ベースへと繋がっていきます。

でも、たまに大人チームが勝ち、負けの悔しさも味あわせましょう。

ただし、負けのまま終わると、嫌な思い出になってしまいます。

その時は、もう一戦やって、子どもの勝ちで終わらせてげましょう。

中級(3歳くらい~)

形式:子ども対子ども

勝敗:しっぽを一番たくさん持っている子が優勝

制限時間:子どもの人数に合わせて(1~2分が丁度いい)

ルール:しっぽを取られても、継続して参加OK

進行

初級で、しっぽ取りに慣れてきたら、今度は子ども同士でやってみましょう。

ここでのポイントは、しっぽを取られたら終わりにしないこと。

大人に取られるのはある程度受け入れられても、子どもに取られるのは受け入れられないことも多いです。

そこで、取られてもチャンスを残しておくことで、気持ちを切り替えるきっかけになります。

なにより、諦めずに最後までゲームに参加する大切さが、身についていきます。

上級(4歳くらい~)

形式:子どもチーム対子どもチーム

勝敗:しっぽの合計(取ったしっぽ+自分の取られていないしっぽ)が多いチームの勝ち

制限時間:子どもの人数に合わせて(2~3分くらいが丁度いい)

ルール:しっぽは、チームごとに色を変える。
    しっぽを取られても、継続して参加してOK

進行

中級で子ども同士の対戦に慣れてきたら、チーム戦をしてみましょう。

これまでと戦略が大きく変わるはずです。

チームが決まったら、始める前に作戦会議の時間を取ります。

最初は戦略がわからないので、グダグダになります。

ですが、繰り返しやっていく中で、チームワークや連携した動きへ繋がっていきます。

カスタマイズ

しっぽ取りは、かなり拡張性の高い遊びです。

これまで紹介したルールを、子どもチーム対大人チームにしても楽しいですし、5歳以上の子と初級ルールを本気で遊ぶの面白い。

ここでは、色々なカスタマイズパーツを紹介しておきます。

  • 持ちしっぽを増やす:
    しっぽを一人一本ではなく、複数本に増やします。チーム戦の場合、リーダーだけ増やすなども面白い。
  • しっぽをポイント制にする:
    しっぽの色によってポイントをつけます(赤は1P、青は2Pなど)。ポイントの合計点が大きい方の勝ちです。
  • 復活ルール:
    しっぽ置き場を用意しておき、取られたらしっぽを付け直すまでゲームに参加出来ません。しっぽを付け直したら、またフィールドに戻ります。
  • しっぽの長さをのばす:
    逃げるのがかなり難しくなります。ただ、足に絡まったりもしやすいので、しっかりと運動能力がついていることを確認しながら、長さの調節をしてください。

これらを、初級・中級・上級のルールと組合わせることで、遊び方は無限大です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

小さい子から大きい子、さらには大人まで楽しめるしっぽ取り。

間口はものすごく広いのに、とても拡張性がある奥深い遊びになっています。

普通の鬼ごっことは違い、揺れるしっぽを取る、走りながら手を伸ばすなど、色々な動きを連動しなければならないしっぽ取り。

その分、動体視力や反射神経、空間認識力、細かい距離調整などを、発達させてくれる遊びでもあります。

ぜひ、普段の遊びに取り入れてみてください。

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