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こびとづかん(3歳~)

作:なばたとしたか 出版:ロクリン社

よく昔話に出てくる小人。

実は身近なところにもたくさんいるようです。

思ったよりも不気味でかわいい小人たちの生態を覗いてみましょう。

目次

あらすじ

ある朝、草むらの中から犬のガルシアが、小さな緑の全身タイツのようなものを見つけてきた。

じぃじに聞いてみると、クサマダラオオコビトの抜け殻だと教えてくれた。

みんな気付いていないけれど、世の中にはいろんなコビトが生息しているらしい。

じぃじは「こびとづかん」と書かれた本を貸してくれた。

早速、図鑑を頼りにコビトを探しに行くことにした。

黄色い花が好きなクサマダラオオコビト。

肉食で獰猛なリトルハナガシラ。

木と同化しているもクモドキオオコビト。

次々にコビトを見つけ出して捕まえることに成功した。

そして、家に帰るとコビトの入った虫かごをじぃじに見せた。

そのコビトたちを見て、じぃじの言った言葉とは。

このコビトたちは一体どうなるのでしょうか。

『こびとづかん』の素敵なところ

  • おじさん顔の絶妙に気持ち悪いコビト
  • 詳しく生態が描かれているので本当にいそう
  • 他にも気になるコビトがたくさん

この絵本の主人公と言っても過言ではないコビト。

名前とは裏腹に、まるで全身タイツをはいたおじさんのような見た目をしています。

そんな見た目と地味にかわいい仕草のギャップに、なぜか段々かわいさを感じるようになってくるから不思議です。

また、づかんと名前がついているように、絵本の中で紹介されるコビトはその生態が詳細に設定されています。

その設定が妙にリアルで、探したらいそうな気がしてくるのです。

読んでから公園に行くと、絵本に忠実に探している子もいるので、いる気がしているみたいです。

この絵本では4種類のコビトが詳しく紹介されているのですが、ページの色々なところに他のコビトもいて、どんな生態かを想像する楽しみもあります。

読んでいると自分もコビト探しに出かけたくなる絵本です。

登る保育士ホイクライマー
保育士
絵本大好きなクライミングが趣味の保育士/保育士歴12年/クライミング歴10年
年間200冊以上読み聞かせをしてきた経験を元に、絵本の紹介をしています。
専門書や学術書を読むのも好き!
その中から、日々の保育や子育てに役立ちそうな知識も、深め・濃いめ・具体例多めで、紹介しています。
この小さなサイトから、日本の保育・教育・子育てを
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日本全土を保育・教育沼に引きずり込んでいく予定です。
底なし沼の底にてお待ちしていますので、ぜひバシャバシャしていってください。
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