作:マージェリー・カイラー 絵:S・D・シンドラー 訳:黒宮純子 出版:セーラー出版
一度出始めるとなかなか止まらないしゃっくり。
もしがいこつがしゃっくりをし始めたら・・・。
息を止めようにも肺はなく、水を飲もうにも口に含めない、一般的な対処法は効かない様です。
しゃっくりを100回しても死にませんけどね。
あらすじ
ある日、がいこつが目覚めるとしゃっくりが出ていました。
いつものようにシャワーを浴びて、歯を磨いて、ハロウィンのかぼちゃを作って・・・。
でも、しゃっくりのせいでいつも通りに行きません。
友だちのオバケが言いました。
「息を止めてごらんよ」
「砂糖を食べてごらんよ」
「指で目玉を抑えてごらんよ」
でも、どれもがいこつには効果はありませんでした。
がいこつにも効果的なしゃっくりの止め方は見つかるのでしょうか。
『しゃっくりがいこつ』の素敵なところ
- 不気味な雰囲気とコミカルな動きのギャップ
- がいこつならではの骨ギャグ
- 王道だけど笑えるオチ
がいこつが物凄くリアルで不気味です・・・。
それに反して、動きはとってもコミカル。
歯磨き中にしゃっくりが出て、顎が飛んで行ってしまったり、
骨磨き中にしゃっくりが出て、腕が外れてしまったり。
そんな「怖そう」からのコミカルな動きに子どもたちは大笑い。
「歯がとんでっちゃった!」と楽しそう。
他にも目玉を押すけど目玉がない。
砂糖を食べると骨の隙間から落ちてしまうなど、骨ならではのギャグが目白押し。
子どもたちを飽きさせません。
そしてオチも王道ながらがいこつならでは。
なんとなくわかっていても、そのリアクションに大笑い。
がいこつの特徴を最大限に活かした面白絵本です。
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