作・絵:岩田明子 出版:ひかりのくに
いつも遊んでいる公園。
でも、真夜中になると出てくる出てくる。
色んな所から色んな生き物が。
自分の身の回りの出てきそうなところも気になってくるお話です。
あらすじ
静かな真夜中の公園。
砂場から鼻が一本出ています。
出てきたのはぞう!
赤いブランコと白いブランコ。
なにやらニョロニョロしたものが出ています。
赤いブランコからタコ!白いブランコからイカ!
滑り台からトゲトゲのものが出てきています。
出てきたのはハリネズミ!
ジャングルジムや植木や水道からもまだまだ出てくる出てくる・・・。
『でてくるでてくる』の素敵なところ
- 「出てくる出てくる、何が出てくる・・・」という覚えやすく言いやすい文句の繰り返し
- 出てくる身近な生き物たち
- 結構意外なものも大迫力で出てくる
「出てくる出てくる、何が出てくる・・・」という覚えやすく言いやすい決まり文句から、ページをめくると生き物が出てくるという繰り返しが、わかりやすくとても見やすく出来ています。
また、リズム感もよく繰り返し読んでいるうちに、小さい子も真似をして口ずさんでしまいます。
出てくる動物も馴染みのある生き物ばかりなので、指差しや名前を言う子も多く、楽しんでみることが出来ているみたいです。
この絵本のすごいのは小さい子だけでなく、4歳児以上も楽しめること。
最初は簡単に何が出てくるかわかるのですが、途中から意外と難しいものも出てきます。
また、出てくるさまも独特で、引き込まれるみたいです。
迫力のある場面も多く、見ごたえがあり思わず「おお!」と声が出る子もいるほど。
簡単だけれど、見ごたえがある、小さい子から大きい子まで楽しめる絵本です。
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