お元気様です!
登る元保育士ホイクライマーです。
ついに、新年度が始まりましたね!
今年度は、31日が月曜日ということで、なかなか新年度や新クラスへの気持ちの切り替えができない方も多いのではないでしょうか?
特に、3月はクラスで大量にまとめないといけないものがあったり、新年度の準備もしなければいけなかったりと、突っ走り続けてきたことと思います。
この後も、新しいクラスの子と関係作りをするなど、目まぐるしく日々が過ぎていくことでしょう。
ですが、そんなときだからこそ、一度立ち止まって振り返ってみませんか?
どうしても、保育士は走り続ける仕事です。
常に新しいことに手を出し続けなくては、仕事が滞ってしまいます。
ただ、それを続けていくと、本当に大切なものが見えなくなってしまうことがあるのです。
年月が経ち、保育の経験が増えたり、より全体が見えるようになると、つい目線が高くなってしまいがち。
ぼくも、何度も忘れてしまったことで失敗したことがありました。
そして、そんなとき、強い味方になってくれるのは、保育士になったばかりの自分自身だったりするのです。
どう考えても責任と待遇のバランスが整っていないこの業界。
そこに飛び込んできたということは、きっとなにかしらの思いがあったこととも思います。
仕事をしていく中で、子どもとの経験を通して熱い思いが生まれることもあったでしょう。
この年度初めというタイミングで、それらを一度振り返ってみませんか?
そして、今の自分の保育がその思いとズレてしまっていないか、立ち止まって考え、新たな年度を進んでいきませんか?
ぜひ、保育士の方も、そうでない方も参考になる部分があると思うので見てみてください。
それではいってみましょう!
ぼくが「初心」で思い出す言葉
ぼくが保育士になったころ、理想とする人が2人いました。
それが佐々木正美さんと、岩城敏之さん。
2人ともとても有名な方で、様々な保育に関する本を出しているのですが、そのどれもが優しく、でも本質をついた、かつ具体的な内容となっているのです。
どの本にも、正解を与えるわけではなく、自分や園の伝統となっている保育について深く考えるきっかけをくれる言葉が散りばめられていました。
その中で、ぼくの中で「こうありたい!」「こんな保育をしたい!」と思った鮮烈な言葉がありました。
それが、
「子どもに伝えることがある時は、その子のそばに行って話しかける」
というもの。
一見当たり前ですが、集団保育の中でこれがどれだけ難しいことか・・・。
けれど、ここには
- クラスの1人ではなく、相手を個人として認めている
- 指示をする対象ではない、対等な相手として見ている
という、相手を認め、子どもの人権を守るという、保育のもっとも根っことなる部分が表れていると思うのです。
ただ、保育士になりたてだったぼくは、この理想と現実の保育のギャップに悩みました。
全体を見る位置にいないといけないなかで、子どものそばに行き伝えようとすると死角ができてしまう・・・
1人ずつ声をかけていたら、クラスが回らない・・・
1クラス20人という子どもたちを、まとめながら活動するという集団保育。
でも、その中でどうにかしてこの理想を叶えることはできないか?
それをひたすら考え、悩んでいる新人保育士でした。
「初心」という言葉で、まっさきに思い浮かぶ、ぼくの原点と言える言葉です。
保育が安定するに連れ、忘れがちな初心の気持ち
ただ、年月が経ち、保育の幅が増えてくると、忘れがちになってしまうのが初心というもの。
全体を見ることができるようになったり、新しい保育方法を実践したり、立場が上がるに連れ役割が増えたり、クラス運営の忙しさに流されたり・・・。
様々な要因で、初心の一生懸命さはどこか、頭の片隅にしまわれていってしまいます。
よく言えば、経験が豊富になりスムーズに保育ができるようになったと言えるでしょう。
反面、ある程度予測がつくようになったことで、純粋な熱意は下がっているとも言えるでしょう。
もちろん、これは成長として、当然のことではあります。
様々なことに予測が立ち、スムーズに保育が進むからこそ、新たな保育へ挑戦することもでき、保育の幅が広がっていくのですから。
ただ、ここで気をつけなければいけないのが、
今の保育は、自分の理想からズレてしまっていないか?
ということです。
ぼくの場合は、環境を通して保育をすることや、レッジョ・エミリアの実践など、保育方法の革新への興味へ傾きすぎ、子ども個人との関わりが薄くなってしまっていました。
保育全体を見すぎた結果、もっとも大切な子どもとの1対1の関係性を軽視してしまっていたのです。
初心を思い返したとき、とても心が苦しくなりました。
理想を追っていたつもりが、いつの間にこんなにもズレていたのだろうと。
初心を忘れるきっかけは、それぞれにあると思います。
- 仕事の忙しさに追われて・・・
- 自分の保育への自信から・・・
- 視野が狭くなり周囲が見えなくなってしまって・・・
みなさんはいかがでしょうか?
初心を思い出すためにちょうどいいタイミング
そんな自分がなりたかった保育士像や理想の保育とのズレを防ぐために、とても重要で効果的なことが、初心を思い出すことだと思います。
ぼくも失敗したとき、どこかで立ち止まり、初心を思い出す機会があれば違う未来があったのかもと後悔しました。
こういうことって、失敗したあとでないとなかなか思い出せないんですよね・・・。
そのためにも、思い出すタイミングを自分で決めておくといいでしょう。
特に効果的なタイミングが、
- 年度末or年度初め
- 半年ごと
の2つです。
年度の切り替わりは言うまでもなく、大きく環境が変わるタイミングですね。
その年の保育を振り返るとともに、新年度の道標となってくれることと思います。
半年の区切りは、多くの保育園で行事が増えてくるタイミングに重なります。
運動会、発表会、遠足など、子どもとの関係づくりやクラスの雰囲気づくりが一段落し、大きめの行事が続いていく時期へ突入していくタイミングとなるでしょう。
保育士にも負荷が大きくなる時期であり、初心を見失いやすい時期でもあります。
なので、その前に初心を思い出すことで一呼吸おいてみませんか?
初心を思い出すおすすめの方法3選
初心を思い出す際におすすめな方法が3つあります。
それは、
- 自分が保育士になったばかりの頃を思い返してみる
- 当時のノートやメモ書きを見返してみる
- 当時読んでいた本を読み返してみる
自分が保育士になったばかりの頃を思い返してみる
まずは、自分の原点を思い返し見てください。
なぜ保育士になろうと思ったのか?
きっと、就職活動でも志望動機を伝えていたと思います。
それぞれに、目指すきっかけになった出来事もあるでしょう。
なったあとも、うまくいかないことや苦労がたくさんあったと思います。
その中で、子どもと気持ちが通じ合ったり、活動がシンクロした瞬間の嬉しさも。
ぜひ、時間を作って、思い返してみてください。
当時のノートやメモ書きを見返してみる
その時に、もし昔の保育ノートやメモ帳があれば見返してみてください。
そこにはその当時の熱量の残り火を感じられると思います。
保育士になったばかりの人は、ぜひそのノートを取っておいてください。
保育士として成長した先で、初心を振り返る手助けをしてくれるはずですので。
当時読んでいた本を読み返してみる
そして、昔読んでいた本を読み直してみてください。
経験を積む中で、読む本も変わってきていることでしょう。
昔は保育の基本知識や、子どもに伝わる言葉がけ、環境設定、保護者への関わり方など、具体的で実務的なものが多かったと思います。
それが、より専門的な本を読む中で、昔の本から学んだ大切なことが抜け落ちていることもあるのではないでしょうか?
目次を読むだけでも、パラパラと目を通すだけでも構いません。
それだけでも、それを読んでいた当時の気持ちを思い出せたり、忘れていた内容を思い出せると思うので。
まとめ
いかがだったでしょうか?
保育士という仕事はその性質上、やってしまったあとで初心を思い出しても手遅れです。
その防止効果としても、よりよい保育を展開するためのエネルギー源としても、初心を思い出すことは非常に効果的だと思います。
ただ、普段忙しい中で、その機会が自然に生まれることはまれでしょう。
なので、ぜひ自分で定期的なタイミングを決め打ちしてください。
そして、この記事にたどり着いてくれたという奇跡的な出会いを活かして、その最初のタイミングとして、この記事の内容を活用してもらえたら、とても嬉しく思います。
自分も子どもたちも幸せな日々を過ごすために、初心を思い出してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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