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きみはライオン!たのしいヨガのポーズ(3歳~)

作・絵:ユ・テウン 訳:竹下文子 出版:偕成社

運動量の多い、動的な体操はよくやると思います。

でも、じっくりゆっくりと体を動かす静的な動きは忘れられがち。

そんな時にはヨガのポーズがおすすめです。

体の動きをしっかりと意識しながら、ゆっくりのびのび動物に変身してみませんか。

目次

あらすじ

朝の光が庭いっぱいにさしてくると、子どもたちが集まってきた。

子どもたちは色々なポーズをとっていきます。

まずは正座をして両手をひざに置き、大きく口を開けて舌を出す。

そしたらきみは・・・ライオン!

次は座って足の裏を合わせ、足首を持ってひざをパタパタ。

そしてらきみは・・・チョウチョ!

体を前に曲げ、両手をついておしりを上げる。

そしてらきみは・・・イヌ!

他にもヘビ、ネコ、カエルなど、色んな生き物に変身していきます。

そして最後に変身するのは・・・。

『きみはライオン!たのしいヨガのポーズ』の素敵なところ

  • わかりやすい絵で、体の動かし方を真似しやすい
  • 想像力の膨らむ絵で、本当に動物になったところをイメージしやすい
  • ゆっくりと色々な動きが出来て、朝の体操などにちょうどいい

一つ一つの動作がわかりやすく絵で表現されているので、子どもが真似しやすい作りになっています。

どうやったらその形になるか考えて体を動かす機会にしてもおもしろい。

動き自体は単純なものが多いので、小さい子も無理なくできるのもいいところです。

この絵本は動きだけでなく、動物になった自分をイメージしやすいように描かれているのも素敵なところです。

変身した後、自分も動物になっている絵が描かれがちですが、この絵本は違います。

自分は人間のままで、変身した動物と一緒に同じポーズをしているのです。

自分は自分のままその動物たちに混ざって一緒に遊ぶ。

そんな楽しい想像力を膨らませてくれるのです。

そのためか、ポーズをとった後のなりきり方も様々で、頭の中で想像した世界に合わせたなりきり方が垣間見えます。

そんな色々ななりきりポーズが楽しめる絵本ですが、繰り返しやるとより効果的です。

そのポーズ自体に慣れるのもそうですが、慣れてくるとよりそれぞれの部分を意識して動かせるようになります。

一つ一つの動きを意識してゆっくりと動かす機会は、意外と多くないので定期的に取り入れていくと体の動かし方の基礎的な力が身に着きます。

特にこの絵本はおはようから始まって、朝の運動で色々なポーズを取り、「今日もいい日になりますように」で終わるという、朝の準備体操にとても適した作りになっています。

毎朝のちょこっと体操の時間などに取り入れてみてはいかがでしょうか。

登る保育士ホイクライマー
保育士
絵本大好きなクライミングが趣味の保育士/保育士歴12年/クライミング歴10年
年間200冊以上読み聞かせをしてきた経験を元に、絵本の紹介をしています。
専門書や学術書を読むのも好き!
その中から、日々の保育や子育てに役立ちそうな知識も、深め・濃いめ・具体例多めで、紹介しています。
この小さなサイトから、日本の保育・教育・子育てを
「気軽に・楽しく・より深く」
日本全土を保育・教育沼に引きずり込んでいく予定です。
底なし沼の底にてお待ちしていますので、ぜひバシャバシャしていってください。
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