作:サトシン 絵:ドーリー 出版:ポプラ社
運命的に好きな服。
毎日でも着たいお気に入りの服。
そんな服にはとびきりの魔法がかかります。
気分が上がったり、自信がついたり、勇気が湧いたり。
この青い服にはどんな魔法がかかっているのでしょう。
あらすじ
わたしはお母さんと洋服を買いに来た。
どれでもいいと思っていたけど、青い服を目にしてすぐ「絶対、これ!」って思った。
早速着替えて、出かけることにした。
いいことを思いついた。
これはきっと魔法の服。
一番上のボタンを押すと・・・
空を飛べる!
二番目のボタンを押すと
体が見えなくなる!
三番目のボタンを押すと・・・
動物にお話しできちゃう!
4番目のボタンを押すと・・・ポケットからお菓子がいっぱい出てくる!
五番目のボタンを押そうとしたとき、目の前に怖い顔をした犬が。
このピンチを切り抜けることが出来るのでしょうか。
五番目のボタンの魔法とは。
『ふしぎなあおいふく』の素敵なところ
- ついボタンを押したくなる服への夢が広がるお話
- 自分のお気に入りの服を探したくなる
- 全てがかわいい絵
このお話を読んでいると、自分の服にもこんな魔法がかかっていたらと思えます。
ボタンがついている服を着ている子は、絵本を真似して「ぼくも!」とボタンを押してみたり、
自分の魔法を考えたり、自分の服を魔法の服に変身させていきます。
また、自分のお気に入りの服について考える機会にもなっているようです。
「私のお気に入りはこの服!フリフリがかわいいの!」
などお気に入りの服やお気に入りポイントを教えてくれます。
この夢のあるお話に欠かせないのが、この可愛すぎる絵です。
色使いも表情も背景も全てかわいいで統一されたこの絵が、
女の子のルンルンとした気持ちを表現するのにぴったりなのです。
読んだらお気に入りの服を着たくなる、その服に魔法をかけたくなる、そんな楽しい絵本です。
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