七夕の由来がわかる絵本はないかな?
保育園で七夕の読み聞かせにピッタリの絵本はどれだろう?
七夕をテーマにした物語絵本ってどんなのがあるの?
そんな疑問に答えます。
お元気さまです!登る保育士ホイクライマーです。
今回は、七夕の読み聞かせにぴったりな絵本をご紹介していきます。
七夕の絵本って、たくさんあるのでどれがいいか悩むことも多いですよね。

行事の由来がわかるものになっているかな?



七夕に関係ある物語っぽいけど、行事の説明もされている内容かな?
などなど、自分が行事絵本の読み聞かせとして伝えたいことが描かれているかがわからないと、なかなか選ぶことができません。そこで、今回は絵本の内容や、どれくらいの年齢に適しているかなどを詳しく紹介していきます。



詳しく行事の説明がほしい



行事の説明より、楽しさ重視!
など、それぞれのニーズに合った七夕絵本が見つかりますので、ぜひ最後まで見ていってください。
また、七夕絵本を選ぶ時のポイントも合わせて紹介していますので、記事の中にない絵本や紙芝居などを探す時にも役立つ内容となっています。
では、いってみましょう!
行事絵本のありがたさ


まずは、行事絵本がなぜこんなにもありがたいのかについて確認しておきます。
結論から言うと、行事について言葉で説明するよりも、はるかにわかりやすく伝わるからです。
日本の行事って、
こどもの日はこいのぼりを飾る
七夕は笹に短冊を飾る
節分は豆まきをする
など、やることはものすごくわかりやすいけど、その由来や行事にちなんだ制作となると、説明が難しいものが多いんですよね。七夕なら、古代中国の伝説が実際に星の配置と繋がっていますが話を聞いただけだといまいちピンときません。制作にしても、小さい子であればあるほど、なにを作るかイメージが湧かないことでしょう。
そんな行事を伝えるのが難しいという悩みを1発で解消してくれるのが行事絵本なのです。
由来は物語の中へ落とし込まれているので、物語を楽しむ中で自然と頭に入ってきます。制作は絵で見るわかりやすさとともに、物語の中で魅力的に描き出される姿を見て、作りたいという意欲へも繋がります。
もちろん、行事絵本としてではなく1冊の絵本として読んでもおもしろく、子どもたちを七夕の世界へいざない、より楽しみなものにしてくれます。
行事絵本というのは、言葉では説明しにくい行事の由来や関係するものを、絵と物語によってとても楽しくわかりやすく子どもたちに伝えてくれる、とてもありがたい存在なのです。
行事絵本によって、楽しみな行事がより楽しく味わい深いものになるので、ぜひ読んであげてください。
七夕絵本選びで大切なこと


- 「由来を伝えたい」「制作に繋げたい」など、用途に合わせて選ぶ
- 自分の定番絵本+色々なパターンの絵本を何冊か読むようにする
1,「由来を伝えたい」「制作に繋げたい」など、用途に合わせて選ぶ
行事絵本の場合、通常の絵本よりも伝えたいことがはっきりある場合が多いです。
行事の由来を伝えたい
短冊を飾る場面を見せ、笹飾りや短冊作りに繋げたい
さらに、由来を伝えたいという思いの中でも、七夕の起源まで遡り詳しく伝えたいのか、ざっくりとした由来や願いを伝えたいのかというように、細かな違いが出てきます。なにをどの程度伝えたいのかを考えて絵本を選ぶ必要があるということですね。
例えば、七夕伝説についてしっかり伝えたい場合には、昔話系統の織姫と彦星の物語が描かれた絵本が適していますし、短冊に願い事を書いて星にお願いする行事といったようにざっくりと七夕について伝えたい場合には現代を舞台とした七夕に関する物語の方がわかりやすかったりします。
短冊制作に繋げたいのであれば、願い事と短冊が主題になったものの方が子どもが「短冊とはどういうものか?」「なぜ作るのか?」をイメージしやすいですよね。
こんな風に、伝えたいことがある場合には、自分がなにをどの程度伝えたいかに合わせて絵本を選んでみてください。
状況にピッタリな絵本を選ぶことで、子どもたちの興味・意欲や行事への理解度を大きく高めることができますよ。
2,自分の定番絵本+色々なパターンの絵本を何冊か読むようにする
行事絵本の場合、関連する絵本を1冊読んで終わりというパターンがけっこうあります。特に保育士だと、義務のような感じで「七夕が近いからなんか行事絵本読んでおかないと」なりがちだったりします。
けれど、それはもったいない。行事絵本は物語としても楽しいものが多く、かつ、行事の時期であればみんなが身近に感じられるものだからです。
物語で魅力的だった短冊や笹飾りが町を歩くと見つかったり、天の川を模した装飾がされていたり・・・細かいことを気にしなくても、絵本の内容と現実の世界が繋がってくれるのが行事絵本なのです。
ぜひ、自分の中で毎年読む定番絵本を持ちつつも、色々な行事絵本を読んであげてください。七夕という同じテーマの中で、ぜんぜん違うアプローチをする多種多様な物語に、行事の楽しさと想像力がどんどん広がっていきますよ。
七夕におすすめな絵本
しっかりと行事の由来が学べる絵本
定番の七夕伝説がしっかりと描き出された絵本です。
七夕伝説に初めて触れるならこの1冊と言えるくらい、七夕伝説の基本に忠実な物語がわかりやすい文章で描かれています。
迷ったらこれ!という、定番絵本ですね。
定番の七夕伝説をものすごくドラマチックに描いた絵本。まるで映画のような演出とセリフ回しに思わず物語へ入り込んでしまうことでしょう。
古代の七夕伝説と現代の願い事がリンクする物語も素敵です。
日本ではあまり知られていない七夕伝説を描いた絵本。彦星の人間臭さや天の川が昔は地上にあったなど、意外な展開に驚かされること間違いなし。
織姫・彦星だけじゃなく、2人の子ども星のこともわかり、夜空を見上げるのがより楽しくなりますよ。
中国の七夕伝説が日本の民話になった物語。ツルの恩返しなどのような、日本の昔話だからこその安心感を味わえるのがおもしろい。
オリジナルの七夕物語が頭に入った状態で見ると、違いや共通点がわかっておもしろいのでおすすめです。
自分の生活と繋がる物語絵本
大好きなバスに乗って空の上まで飛んでいくお話です。バスとネズミたちが、七夕の夜空を晴らすため大活躍。
一緒に声や動きを合わせたくなる場面もあり、物語に参加するのが楽しい絵本となっています。
身近な七夕まつりを通して、住人たちの様々な願い事を描いた物語です。
短冊に書かれた願いがどうやって星に届き叶うのかを描き出した場面が本当に素敵で、すぐ叶う願いと中々叶わない願いがあることに思わず納得してしまいます。
母が死んだことを知らない子狐が、母に会いたいという願いを叶えるため、人間の七夕を真似して一生懸命短冊を作るお話です。
現実の厳しさと他者の優しさの狭間で、母の死から自立する姿に感情が揺さぶられる絵本です。
孫がおばあちゃんに七夕の願い事を聞いて見ると、亡くなったおじいちゃんに会いたいのだと秘密で教えてくれました。無理難題に思える願い事ですが、孫は一生懸命叶えようとします。
願いを叶える方法を探す中、現実世界に少しずつ入り込んでくるファンタジーな展開になんともワクワクさせられます。
おばあんちゃんの願いを叶えるため、みんなの力を借りて開かれる七夕祭りは必見です!
タヌキの子と友だちになるため、キツネの子がタヌキ村まで会いに行く物語です。
タヌキとキツネが織姫・彦星になぞらえ描かれ、川を渡ったりカササギに助けられたりと、タヌキとキツネの姿を通して七夕伝説を体験できるおもしろい絵本です。
2歳くらいの乳児から読める七夕絵本
ウサギの子が友だちにお願い事を聞き、みんなで願い事の絵を描いて笹に飾る絵本です。
友だちの予想外なお願いに驚かされたり、ウサギの子のほっこりするお願いに癒やされる楽しさと安心感のバランスがいい繰り返し絵本です。
大好きなバスに乗って空の上まで飛んでいくお話です。バスとネズミたちが、七夕の夜空を晴らすため大活躍。
声や動きを一緒に合わせたくなる場面もあり、物語に参加するのが楽しい絵本となっています。
タヌキの子と友だちになるため、キツネの子がタヌキ村まで会いに行く物語です。
タヌキとキツネが織姫・彦星になぞらえ描かれ、川を渡ったりカササギに助けられたりと、タヌキとキツネの姿を通して七夕伝説を体験できるおもしろい絵本です。
まとめ
おすすめ七夕絵本
しっかりと行事の由来が学べる絵本
自分の生活と繋がる物語絵本
2歳くらいの乳児から読める七夕絵本
今回は、目的別で七夕にオススメな絵本を紹介しました。
行事絵本は、子どもたちに言葉よりもわかりやすく、行事の意味や楽しさ、大切さを伝えてくれる、とても心強くてありがたいものです。
七夕には、短冊、星座、天の川など、夜空の星を見上げたくなる要素が盛り沢山。実際の星座や星に関わるものも多く登場します。特に、織姫星・彦星・はくちょう座のデネブという3つの星は都会からでも見えるくらい明るい星。3つを繋げた夏の大三角形はすぐに見つけることができるくらい夜空の中で目立っています。
ぜひ、七夕をきっかけに夏の夜空を見上げ、そのおもしろさを感じてみてください。自然の多い場所に行く機会がある方は天の川に関係ある絵本を読んでおくと、実物を見ることが出来た時、感動が大きくなること間違いなしですよ。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
読んでみた感想や、他にもオススメの本があれば、気軽にコメントいただけると嬉しいです!
楽しい七夕をお過ごしください。今年の七夕が晴れますように!


コメント