作・絵:せなけいこ 出版:金の星社
広くて大きな海。
海には色々なものがあって、自然と言葉が繋がりしりとりに。
海ならではのしりとりから、海遊びの醍醐味も楽しめる絵本です。
あらすじ
3匹のウサギが、海に遊びに来ました。
ウサギたちは、海を見てしりとりをはじめました。
最初は「うみ」。
次は「みずぎ」。
そして、「ぎらぎらおひさま」。
その後も、海を楽しみつつしりとりは続きます。
そうこうしていると、スイカ割りをしている人を発見しました。
見に行くと、間違えてタコを棒でたたいてしまいます。
怒ったタコが墨をかけ、みんな慌てて海の中へ。
色々あるけど、その後もしりとりは続いていきます。
『うみだうみだ』の素敵なところ
- 楽しい海しりとり
- 海に関係のあるものが盛り沢山
- しりとりだけじゃなくハプニングもある
この絵本の中心は楽しいしりとりです。
海に関係のあるものでしりとりがどんどん続いていきます。
子どもはしりとりが大好き。
しりとりが始まるだけでみんな前のめりになっています。
しりとりをしている中で、海に関係あるものがたくさん出てきます。
しりとりで言ったものだけでなく、海の中の生き物や、浜辺にいる人たちなど様々。
そのどれもが、海の楽しさを伝えてくれ、海で泳ぎたくなってしまいます。
でも、海にはハプニングもあります。
タコが墨をはいたりしたらもう大変。
しりとりどころじゃありません。
そんなハプニングもいいスパイスになり、絵本からますます目が離せません。
ハプニングの後も、しりとりは再開されて海から帰るまで続いていきます。
絵本が終わった後は、子どもが自分たちでしりとりを始める姿も。
海としりとり、両方の楽しさがたくさん詰まった、欲張りな絵本です。
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