作:ふくべあきひろ 絵:かわしまななえ 出版:PHP研究所
子どもも大人も大好きなダジャレ。
そんなダジャレのおもしろさを、絵の勢いでさらに増幅して伝えてくれる。
読んだら大爆笑間違いなしの言葉遊び絵本です。
あらすじ
ダジャレの大好きな男の子。
一日ダジャレになってみることにした。
猫に変身して・・・
「猫が寝転ぶ!」
ハエに変身して・・・
「ハエがはえー!」
布団に変身して・・・
「布団が吹っ飛んだ!」
その後も、どんどんダジャレに変身していきます・・・が。
最後はお母さんに・・・。
『いちにちだじゃれ』の素敵なところ
- 往年の有名ダジャレたち
- そのダジャレたちをより面白くしてくれる、勢いのある絵
- ダジャレがどういうものかとてもわかりやすく伝わる
この絵本で出てくるダジャレは、大人ならどこかで耳にしたことのあるような、往年の有名ダジャレばかりです。
それは昔から語り継がれる文化と言ってもいいかもしれません。
そんなダジャレの基本であり、他の人ともすぐに通じ合えるダジャレの数々は、ダジャレの入門編としてはこれ以上ないくらいふさわしいと思います。
さらにこの面白さを、勢いのある個性的な絵が増幅しているのも、この絵本の素敵なところ。
布団が吹っ飛ぶ勢いは大砲のよう。
ハエの速さは新幹線を軽く超え、
カレーの辛さは口から火が出るほど。
ダジャレだけでなく絵だけで、十分大爆笑です。
この絵とダジャレの面白さが組み合わさっているのだからもう大変。
ページをめくるたび、お祭り騒ぎになります。
そして、この絵とダジャレの組み合わせは面白さだけでなく、わかりやすさも増幅してくれます。
耳と目でダジャレがどんなものか直感的にわからせてくれるのです。
ダジャレを言葉で説明するのは意外と難しいもの。
ですが、この絵本を読めば、感覚的にダジャレがわかるのです。
しかも、楽しみながら。
そんな、言葉の世界を、楽しく笑わせながら広げてくれる。
大爆笑の言葉遊び絵本です。
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