作:新井洋行 出版:講談社
外から見えないこたつの中。
その中には一体何が隠れているのでしょう?
こたつをめくるたび様々なものが現れる!
楽しい仕掛け絵本です。
あらすじ
部屋の中にあるこたつ。
こたつの中にはなにがいる?
こたつをぺろっとめくると・・・。
猫がいた!
お巡りさんがきょろきょろしてる。
こたつの中にはなにがいる?
こたつをぺろっとめくると・・・。
泥棒がいた!
手品師が手を広げている。
こたつの中にはなにがいる?
こたつをぺろっとめくると・・・。
ハトに花にウサギたち!
こたつの中にはまだまだ色んなものがいるみたい。
『びっくりこたつ』の素敵なところ
- こたつをめくる楽しい仕掛け
- 仕掛けと連動した決まり文句
- スタンダードなものから、ひねりのきいたものまで色々出てくる
この絵本の一番の魅力は本当にこたつをめくれるところでしょう。
自分でめくって、こたつの中を見る楽しさは格別です。
出て来るだけでなく、隠していないいないばあのように遊ぶ子もいたりします。
めくって、隠して、そんな遊びが楽しいのも素敵なところです。
また、こたつをめくる前の、
「こたつの中にはなにがいる?ぺろっとめくろう。せーの・・・。」
という、仕掛けと連動した決まり文句もワクワク感を盛り上げてくれます。
みんなで見ている時には一体感も生まれ、息を合わせて「せーの!」と言ったり、めくる時に「ぺろっ!」という姿も見られました。
さらに、こたつの中にいるのがネコのようなスタンダードなものから、泥棒などひねりのきいたものまで、多種多様なのも素敵なところです。
これにより、年長クラスの子などもしっかり楽しめるのです。
小さい子は「にゃーにゃー!いた!」「ウサギさん!」「いな~い・・・、いた!」などスタンダードに楽しむ。
大きい子は「何が出てくるんだろう?」「それはわからなかったー!」など、ひねりのきいたこたつの中身を楽しむ。
といったように、それぞれに楽しめるようになっているのです。
実際にこたつをめくるという仕掛けが楽しい。
小さい子から大きい子まで幅広く楽しめる仕掛け絵本です。
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