へいわってすてきだね(5歳~)

絵本

詩:安里有生 画:長谷川義史 出版:ブロンズ新社

平和って大事。

じゃあ、子どもに「平和ってなに?」と聞かれて答えられるでしょうか?

そんな「平和」を子どもの目線で考える絵本です。

あらすじ

平和ってなにかな。

男の子は海を見ながら考えた。

友だちと仲良し。

家族が元気。

猫が笑う。

お腹がいっぱい。

他にもたくさん。

優しい心が虹になる。

みんなの心から平和が生まれる。

戦争は恐ろしい。

お腹が空いて苦しむ子ども。

家族が死んで泣く人たち。

平和がずっと続いて欲しい・・・。

『へいわってすてきだね』の素敵なところ

  • 子どもにも感覚的に平和がわかる
  • 戦争の恐ろしさも感覚的に感じる
  • 平和の生まれる場所

この絵本のとても素敵なところは、平和がどんなことかを理屈ではなく、感覚で伝えてくれることです。

「平和ってなに?」と子どもに聞かれても、きっと説明に困るでしょう。

でも、この絵本では平和を象徴することをたくさん描き、なんとなく「平和ってこんな感じか~」というのを伝えてくれます。

家族が元気。

笑顔で遊ぶ。

お腹がいっぱい。

けんかしても、すぐ仲直り。

などなど、色んな平和の光景が出てきます。

子どもたちもそれを聞いて、

「これは幸せだね~」

「楽しいもんね」

と、平和の感覚を共有しているようでした。

また、この絵本では、平和の対極である戦争についても触れています。

それまで、平和な明るい雰囲気だった絵が一転。

暗くどんよりとした情景に変わります。

そこには戦争のおどろおどろしさや、重苦しさがいっぱいに充満しています。

笑顔だった子どもたちも、真剣な表情で息を呑み聞き入っていました。

そこから平和を願う場面への解放感。

平和と戦争。

両方を考えたからこそ、平和の大切さをより感じ、解放感へ繋がったのだと思います。

そして、この絵本では、平和がどこから生まれるのかも描かれています。

それは一人一人の心。

優しい心が虹になり、みんなの心から平和が生まれる。

平和は決して当たり前のものではなく、心から生み出していく物。

そんなことを子どもにも、大人にもわかりやすい言葉と温かい絵で伝えてくれるのです。

子どもにもわかるぐらい平易な言葉で、平和の本質を伝えてくれる。

大人も子どもも、平和と戦争について考えさせられる沖縄の絵本です。

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