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【ゆるっとお悩み解決】保育士による絵本の読みかた・選びかた

「絵本ってどんなものを選んだらいいの?」

「絵本を読んでも、子どもがあまり乗ってきてくれない・・・」

保護者の方や新人保育士からそんな悩みをよく聞きます。

特に絵本の3大わからないと言われるものが、

  • 選び方がわからない
  • 読み方がわからない
  • なぜ必要なのかわからない

という悩み。

そこで、今回は絵本に関するお悩みをまるっと解決していきましょう!

年間200冊以上の絵本を読み聞かせてきた経験を元に、専門的かつ肩の力が抜けるよう解決していきますので、ゆるりと寝転びながら見ていってください。

絵本の読み聞かせってしないとダメ?

様々な保育・子育て論がはびこる中、誰もが勧めるものが絵本の読み聞かせ。

いい絵本やよくない絵本などの細かな論争はあるものの、読み聞かせ自体を否定している人を見たことがありません。

じゃあ、絶対やったほうがいいのでしょうか?

結論から言いましょう。

読み聞かせは子どもと関わる手段の1つなので、
無理にやらなくても全然だいじょうぶ!

でも、

絵本を通して心が通い合う体験をすると、病みつきになるよ!

悩みすぎて、むしろ保育や子育てにマイナスの影響を与えてしまうこともあったりします。

どうしても読み聞かせが苦手なら、ぜひ読み聞かせ以外の、心から楽しいと思えることに時間を使ってください。

一緒に歌を歌ってもいいし、手遊びを楽しんだっていい。

読み聞かせは、無限にある手段の1つですから。

でも、絵本の読み聞かせって、悩むほど堅苦しく考えながらやるものでもないんですよね。

気軽に読んで、子どもと一緒に「楽しいね~」と笑えればそれでいい。

けれど、悩んでしまう人にはそれが一番むずかしいところでもある・・・。

と、いうことでここからは、読み聞かせを気軽で気楽なものにするために、1つずつ悩みを見ていき、気楽に解決していきましょう。

絵本には、

  • ページを開けば違う世界へ連れて行ってくれる
  • 子どもとの心地よい一体感が味わえる
  • 笑いあり涙ありの物語が手軽に気軽に楽しめる

といった多くの魅力が確かにあります。

しかも、絵本以外で体験しようとすると、けっこうな労力がかかるものが多い。

それらをまるっと、楽しく気軽に体験できるのは間違いなく絵本にしかないところです。

この記事でみなさんが悩みを解決し、脱力しながら絵本の世界へ飛び込んでくれたら嬉しいです。

選び方がわからない

無限に広がる絵本の世界。

だからこそ、なにを選ぼうか途方にくれてしまうものです。

では、どうすればいいのか?

答えは簡単。

「おもしろそう!」と思ったものを選んでください。

子どもと一緒に選べるときでも、子どもが選ぶものとは別に、自分がおもしろそうだと思ったものを選んでほしい。

誰かが選んだ絵本を読むだけよりも、自分がおもしろそうだと思った絵本を読むほうが楽しいに決まってますから。

大人は色々考えてしまいますが、子どもはそんな悩み気にもせず、読んでみれば一緒に楽しんでくれるもの。

ぼくも、とりあえず子どもたちへ読んでみたら、こちらが思いもしなかった反応を見せてくれることなんて日常茶飯事でした。

クジラの死後を描いた絵本から、

命の贈り物をしあってるんだね!

という感動的な言葉が出てきたり、

小さい子向け過ぎるかと思ったら、年長クラスが一番楽しんで見ていたり、

「難しいかな?」「長すぎるかな?」と思ったら、美しい絵だけで子どもたちを魅了してしまったり・・・

想定とまったく違うことが起こるのも読み聞かせのおもしろいところです。

悩んでいるくらいなら、とりあえず図書館で気になったものを借り、
読んでみたらいい。

これが12年間、保育の現場で読み聞かせし続けてきたぼくの、絵本選びの結論です。

ぜひ、図書館でぶらぶら気楽に絵本を選んで、読み聞かせしてあげてください。

絵本もけっこう高いので、買うとなると悩みがち。

たくさん読んでみて、気に入ったものを買い集めていく形なら、肩の力を抜いて選べるはずです。

もちろん、年齢や発達段階にあった絵本を選ぶのも、子どもの体験をより質の高いものにしていくうえで大切ではあります。

心情描写が多い絵本だと、4歳児は迷子になりがちだけれど、5歳児は自然に理解できたり、

リズミカルで繰り返しがある絵本は、子どもの発語を促してくれたり、

決め台詞がある絵本は、読み手と聞き手が一体になる心地よさを味わえる・・・

など、年齢や発達に合った絵本を選ぶことが、より深く絵本の世界に入り込み、子どもの想像の翼を広げてくれるというのも強く実感できています。

ですので、絵本選びが楽しくなってきたら、年齢や発達に合った絵本選びにも、ぜひ挑戦してみてください。

子どもの理解力や心情の変化など、認知・非認知能力が垣間見えて、絵本の読み聞かせがより深く楽しいものになりますから。

参考になりそうな記事も載せておきますね↓

読み方がわからない

絵本を選んだあとの次の悩みは、

どうやって読んだらいいかわからない・・・

というもの。

これ、ものすごくわかります。

だって、普通に生きていたら、子どもに読み聞かせする機会なんてそうそうないですから。

ましてや、大勢に読み聞かせをする機会なんてなおさらないでしょう。

そんなの戸惑うのが当然で、

  • 子どもたちが注目してくれない。
  • 絵本の途中で話しかけてくる。
  • うまく伝わっていない。

などなど、ぼくも散々悩みました。

その上での結論は、

楽しければなんでもいい

極論、最後まで読めなくてもいいです。

なぜなら、絵本は子どもと関わるための手段であって、互いが楽しいと感じればそれでいいから。

例えば、

絵本を持ってきて「読んで!」と膝に座った子ども。

1ページ目を開いた瞬間、絵本を閉じ「おしまい」と言って笑っている。

それに対して、大人がおどけた表情をしていたり、笑ってみている。

実はこれだけでも、楽しい絵本の時間として成立しています。

むしろ、家庭であればそんな場面の方が多いかもしれません。

ただ、こんな投げっぱなしの結論で終わってしまっては、あまりに身も蓋もありませんね。

いやいや大勢に読み聞かせるのが難しんだよ!

最後まで見てもらえる方法を知りたいんだよ!

そんな保育士を中心とした声が聞こえてきます。

そこで、子どもたちを絵本の世界へ誘うコツを2つお伝えしておきます。

  • 抑揚とリズムを大切に
  • 登場人物ごとに声色を使い分ける

この2つをするだけで、子どもたちの理解度と没入感は大きく変わります。

抑揚とリズムは大切に

抑揚とリズムのつけ方は、文章の書き方に合わせるとだいたいうまくいきます。

  • 文章のあいだが空いている場所や、改行されている場所では読み手も間を置く
  • ページをめくる時は溜めを作る
  • 文字が装飾されているところは、装飾の雰囲気に合わせて読む(大きく強調された言葉は大きくなど)

登場人物ごとに声色を使い分ける

登場人物ごとに声色を使い分けると、誰が話しているかが明確になり、物語がスッと頭に入りやすくなります。

また、ゾウなら太く低い声、リスなら高めの声など、登場人物に合った声色にすることで、物語の臨場感がグッと増すのも、大事なポイント。

怒っていたら怖そうに、泣いていたら悲しそうになど、感情も声色に乗せてあげると、より没入感がアップしますよ。

この2つができると、目に見えて子どもたちの食いつきが変わります。

ただ、それを阻むのが、

恥ずかしさ

最初は読む時に気取ってしまいます。

普段絶対に出さないような声色を出すことに、自我が抵抗することでしょう。

わかります!

全部捨てて全力で読んでください。

自分を役者だと言い聞かせてください。

吹っ切れた先に後戻りできないほど楽しい新世界が待っていることは保証しますので!

参考になりそうな記事↓

読み聞かせの教育効果

ここまで、実践的な内容を見てきましたが、そもそもなんで読み聞かせがそんなに大切なのか?

  • 発語を促すから?
  • 情操教育にいい?
  • スキンシップの一環?

この疑問に、なんとなくはわかっていても、詳しくわからない方が多いと思います。

では、結論を言いましょう。

それは、

楽しいから

以上です。

・・・「そんなバカな!?」「それでも専門職か!」という声が聞こえてきそうなので、もう少し説明していきましょう。

発語を促す、情操教育になる、スキンシップの機会になる。

これらはどれも絵本の教育効果としては正しいでしょう。

しかし、どれも絵本じゃなくてもできることです。

なんなら、子どもの遊びはもれなくすべての能力の発達を促してくれます。

もちろん、絵本ならではのよさはたくさんありますよ。

  • 絵本を開けば様々な世界が広がっている
  • 登場人物になりきって冒険ができる
  • 抽象的なことを物語として具体化し伝えてくれる

まだまだあげだしたらきりがありません。

ただ、重要なことは、適しているだけで、絵本でなければいけないということはないのです。

文字は自分の名前や街の標識からでも学べるし、

なりきって遊ぶことも、ごっこ遊びなどで楽しみます。

世界の広がりも、絵本がより広げてくれはしますが、絵本がないと広がらないわけではありません。

つまり、

絵本が楽しいから、様々なことを学ぶ

のであって、

学ぶために絵本を読み聞かせするのではない

ということ。

保育や子育てについて考えすぎると、ここが逆になってしまいがち。

自分が読んでいて楽しいでもいいですし、読むのは苦手だけど、子どもが楽しそうに見ているのが楽しいでもいいので、ぜひ絵本を読む理由を「楽しい」「楽しそう」からはじめてみてください

肩の力を抜かないと、絵本の世界に入り込めませんからね。

そのうえで、絵本の読み聞かせがどんな力を持っているのか、より深く知りたい方は下記の記事も読んでみてください。

もっと、読み聞かせがしたくなること間違いなしですよ!

まとめ

今回の記事では、当ブログ内の絵本に関する記事をまとめてみました。

ぶらぶら絵本を眺めたい方、絵本の時間をより楽しくしたい方、絵本というものをより詳しく知りたい方・・・

当図書館では、それぞれが興味を惹かれるコーナーを用意しております。

ぜひ、気の向くままに、館内を歩き回ってみてください。

きっと、新たな絵本や知識との出会いが待っていますので。

登る保育士ホイクライマー
保育士
絵本大好きなクライミングが趣味の保育士/保育士歴12年/クライミング歴10年
年間200冊以上読み聞かせをしてきた経験を元に、絵本の紹介をしています。
専門書や学術書を読むのも好き!
その中から、日々の保育や子育てに役立ちそうな知識も、深め・濃いめ・具体例多めで、紹介しています。
この小さなサイトから、日本の保育・教育・子育てを
「気軽に・楽しく・より深く」
日本全土を保育・教育沼に引きずり込んでいく予定です。
底なし沼の底にてお待ちしていますので、ぜひバシャバシャしていってください。

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