みんな大好きな色水遊びを、色を作ることに特化させた遊びです。
混ぜる色や、その割合を考えて、何度でもやり直せるのがポイント。
一回だけしか作れないと、どどめ色になりがちですが、「混ぜる」の先にある「作る」まで楽しめる内容になっています。
いいところ
- 自由に何度でも、混ぜて試せる。
- より細かい、「自分の好きな色」を考えるきっかけになる。
- 好きな色を、自分以外と共有できる。
準備するもの・場所
場所:どこでも(屋内なら、床に大きなシートなど敷いておくと、掃除が楽です)
準備するもの:
- 2ℓペットボトル(牛乳パックでも可)×4本(1テーブルに対して)
- 500㎜ペットボトル×人数分
- プラスチックコップ(透明である程度の大きさがあればなんでもいいです)×人数分
- 絵の具(赤・青・黄・白)
- 漏斗(なければ、A4のクリアファイルでも作れます)×2人で1つ
活動の準備
- 室内であれば、床にブルーシートを敷いておく
- 2ℓペットボトルに各色の色水を作っておく
- 作業台としての食事用テーブル(一つにつき、子ども4人程度で配置)
- ↑に2ℓペットボトルを1つのテーブルにつき、4色置いておく
- 色水補充用の、保育者用テーブル
- ↑に絵の具を用意しておく
内容
- プラスチックコップに、2ℓペットボトルから色水を入れる。
- 色を作ったら、流しに捨てる。
- 次の色を作る。
- 途中で色水がなくなったら、容器に水を入れ保育者用テーブルに持ってくる。
- 保育者が絵の具を入れ、色水を補充する。
- 色々試しながら、自分の一番好きな色を見つける。
- 最後に、一番好きな色を、二人一組で漏斗を使い、500㎜ペットボトルに作り、蓋をして持って帰る。
活動の流れ
最初に世界観を伝えます。
この部屋は実験室。
みんなは科学の実験をしにきたこと。
プラスチックコップはビーカーであること。
今日は先生ではなく、博士であること。
世界観を伝えたら、次はデモンストレーション。
どんな実験をするのかを伝えます。
まずは1:1で、色水をプラスチックコップに入れます。
みんなに見せたら、一度捨てます。
この時、コップを水ですすがないと、次の色を作る時に混ざることも、伝えておくといいでしょう。
次に1:2くらいで、さっきと同じ色を混ぜます。
すると、同じ色でも、色合いが違うことに気付きます。
こうして、色の可能性を示してから、大事なことを伝えます。
そう!この実験の目的です!
それは・・・
自分の一番お気に入りの色を作り上げること
それをペットボトルに作り、家に持って帰ること
です!!!
なので、作るだけじゃなく、お気に入りの色の配合を覚えておくことを、しっかりと強調して伝えてください。
こうして、メイン部分を伝えたら、次は細かい約束を伝えます。
- 水を流す時は、飛び散らないように静かに流すこと
- 色水がなくなったら、自分たちで水を入れてから保育者テーブルに持ってきて、補充を依頼すること
ここまでの内容を、子どもたちが了承したら契約成立です。
正式に実験を始めるため、子どもたちにコップ(ビーカー)を配りましょう。
活動を見守りつつ、茶々を入れつつ、フォローをしつつ・・・。
程よいところで、最後の仕事に移ります。
一度、コップを処分して、テーブルを拭き、色水を補充して、気持ちを切り替えます。
そして、いよいよペットボトルを渡す時が・・・。
ペットボトルと漏斗を配ったら、やり方を見せます。
二人一組で、こぼさないように漏斗を使うコツ。
どこを押さえたらいいかを、伝えます。
ここまで来たら、あとはやるだけ。
自分の一番お気に入りの色を、ペットボトルへ再現していきます。
注ぎ終わったら、蓋をして完成!
あとで、ビニールテープなどを巻いて、蓋が外れないようにしておくと、さらに安心です。
全員終わったら、実験室終了の挨拶をして終わりましょう。
実験終了です!
お疲れさまでした!
まとめ
自分のペースで、好きなように、好きな色を混ぜることが出来るのは、かなり好奇心を刺激してくれます。
環境を作るだけで、子ども同士で色を見せあいながら、自分たちでどんどん進んでいく姿を見ることが出来ると思います。
準備や後片付けが、結構大変ではありますが、ぜひ試してほしい活動です。
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