ぞうでするする(2歳~)

絵本

作:軽部武宏 出版:好学社

ゾウさんと動物たちのナンセンス絵本。

ナンセンスだから意味なんてわからなくて大丈夫。

だから、誰でも楽しめる。

そんな絵本です。

あらすじ

ゾウが小石につまずいて、ひっくり返ってしまいました。

でも、「まあ、いいや」とそのままでいたら、木が生えて山になってしまいました。

山のふもとで遊んでいた動物たちと遊びたくて、鼻をばしてすべり台にしました。

動物たちは楽しそうに滑っていましたが、しばらくすると飽きました。

そこでゾウはジェットコースターのように鼻をのばしました。

その噂を聞いて、たくさんの動物が滑りに来ました。

でも、みんな目が回ってしまったのですべり台はおしまいです。

ゾウはこの鼻をどうするのでしょう。

『ぞうでするする』の素敵なところ

  • ナンセンス絵本ならではの平和さ
  • 小さい子も見られるわかりやすさ
  • 大きい子にはツッコミどころ満載の面白さ

この絵本はナンセンス絵本ならではの頭を空っぽにして見られる平和さが詰まっています。

みんなとってもゆるゆるです。

冒頭から、ゾウは起き上がるのを諦めます。

山になっても動じません。

他の動物たちもゆる~いタッチで描かれます。

すべり台をしているところも楽しそう。

最後に困ったことになりますがそれでも動じず、笑顔で幸せに終わります。

複雑なことは何一つないので、小さい子も楽しめます。

馴染みのある動物がたくさん出てくるので飽きません。

そして、実は大きい子も楽しめます。

それはツッコミどころの塊だからです。

「え!?それでいいの!?」と色々わかるからこそ気になるところが盛り沢山。

ツッコミが止まりません。

そんな小さい子も大きい子も平和に楽しめるナンセンス絵本です。

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